2012年7月22日日曜日

第2回家庭教育学級

北東北捜索犬チーム代表の岩本良ニ先生をお招きし、「災害救助犬のお仕事を通じ、命の大切さを親子で考えよう」というテーマで開催致しました。
体育館には、実際の遭難現場で活躍している「文太くん」と「イチゴちゃん」の2頭の捜索犬がやってきました。
まずはじめにATVのニュース番組の中で講師の岩本先生と文太くんが紹介された映像を皆さんに見て頂きました。
この番組以外にも、新聞で紹介されたり、岩本先生は、今、話題の先生です。

岩本良二先生(写真右)とデモンストレーションを手伝っていただいた
スタッフの皆さんです。

昨年3月の東日本大震災直後、実際に現地で活動された時の事を写真と共にお話していただきました。
報道で見聞きしたものとは違う、実際に捜索活動をされた方のお話に、子供達も真剣な表情で聞いていました。
文太くんとイチゴちゃんの普段の訓練の様子をデモンストレーションで見せて頂きました。
文太くんの「ワン!ワン!」という元気な鳴き声に少しビックリした様子の子供達でしたが、ジャンプやトンネルくぐりを見た後は「すごいなあ!」と歓声があがっていました。

さあ、ここからは、代表の子に体験してもらいました!
まず、文太くん、イチゴちゃんのお気に入りのボールを隠します。
捜索犬は、隠されたボールを空気中に漂うボールの臭い(浮遊臭)を頼りに探していきます。
見事に、床とバケツの間からもれてくる臭いを嗅ぎ付け、ボールを探しあてました!
犬の素晴らしい能力に、子供達も釘付けです。

こちらも代表の子に体育用具のすき間に隠れてもらいました。
捜索犬に探しあててもらう訓練です。
捜索犬は、立っている人には反応せず、倒れている人やうずくまっている人に反応するので、瓦礫に見立てた隙間に後ろ向きになってしゃがんでもらっています。
人を見つけると捜索犬は、「ワン!ワン!ワン!」と吠えて岩本先生に知らせます。
隠れてくれた子は、吠えられたのが怖かったようです。
隠れた子を探しています。
捜索犬の使命感に燃えた目、輝いています。

文太くんとイチゴちゃんが子供達が1人ずつ交替でキャッチボールをしています。
犬達は、キャッチボールが大好きで、どんな投げ方でもパクッと上手にキャッチします。
あんまり犬達が上手なので、子供達は、何度も並んでキャッチボールをしていました。

子供たちが足をひろげて並んで作ったトンネルを犬達がくぐります。
無事くぐりぬけると、大歓声!!

途中、犬達がトンネルの途中から抜け出たり、小さな子は、より大きなトンネルにしようと一生懸命つま先立ちしたり。
大人も子供も笑いが絶えませんでした。

岩本先生には、親子共々命の大切さ、災害現場の現実、信頼の関係の大切さなど、様々な多くの事を教えて頂きました。ありがとうございました。

岩本先生が代表をされている北東北捜索犬チームは、HPを開設しています。
http://www.geocities.jp/kita_touhoku_searchdog/
皆さん、是非ご覧下さい。

今回はHさんの御協力をいただいてのblogです。ありがとうございます。
また、今回は岩本先生はじめスタッフの皆様のご承諾を得て、お顔を掲載しております。